太陽光発電 投資

2017年06月07日
省エネ対策　ノンフロンガス

省エネ対策　ノンフロンガス

2016年4月に電力自由化がスタートしました。テレビのニュースや新聞で、新電力(PPS)というワードを目にする機会も増えてきているのではないでしょうか？新電力(PPS)ってそもそも何なのか、安全性はどうなのか、どのように申し込むのか、本記事ではそのような疑問に対して徹底解説していきます。
新電力(PPS)が最近よく話題になるわけ

まず、新電力(PPS)とは、既存の大手電力会社である「一般電気事業者（東京電力や関西電力など10社）」以外の電力会社のことを指します。正式名称では「特定規模電気事業社」とよばれ、略称では PPS（= Power Producer and Supplier）とも言われています。2016年4月の電力自由化を機に話題にのぼることが増えていますが、実は、この新電力(PPS)、2000年より電気供給自体はしていました。ただ、当時は「特別高圧」とよばれるデパートや大規模工場への供給のみであったため、そこまで名前は知られていませんでした。

それが今回、2016年4月に電力自由化となり、新電力(PPS)の電力供給対象の制約条件がなくなり、一般的な世帯に対しても電力を供給できるようになりました。これによって、新電力(PPS)は、私たち利用者にとっても身近な存在となり、テレビのニュースや新聞でもよく目にするようになってきているわけです。

新電力(PPS)にはどのようなタイプがあるの？

電力の小売自由化が開始され、電力供給を開始する事業社は急速に増えており、2016年６月時点で310社にも及んでいます。「ソフトバンクでんき」や「auでんき」といった携帯電話の通信業界からの参入もあれば、「東京ガス」や「大阪ガス」といったガス会社からの参入もあり、参入を開始した事業社の業種は様々です。

主事業領域 事業社例
ガス会社 東京ガス、大阪ガス、北海道ガス、西部ガス、静岡ガス、中央セントラルガス
通信関連
ソフトバンクでんき
、auでんき、eo電気、J:COM電力
旅行 HTBエナジー（H.I.S関連会社）、東急パワーサプライ
商社系 丸紅新電力、まちエネ（三菱商事とローソン）
このように、様々な事業領域から電力小売事業への参入がされています。それぞれの事業社自社の主事業とのセット割を打ち出したりポイント付与を行ったりと、電力プランに様々な工夫をしています。

新電力(PPS)に切り替えるメリットは？

では、新電力(PPS)に切り替えると、どのようなメリットがあるでしょうか？代表的な点についてみていきましょう！

月々の電気料金節約やポイント付与などで金銭的におトクに！

各事業者は、既存の大手電力会社のプランに対して、何らかの形で割安になるプランを提供しているケースが多くあります。たとえば、「ソフトバンクでんき」では、「スマホとでんき」とのセットで月額200円割安となり、さらに、「スマホとでんきとインターネット」のセットでは各世帯一人あたり月に2000円の割引もついてきます。一方で、太陽光発電によるエネルギー提供を行っている「Looopでんき」では、基本料金0円キャンペーンを実施しており、セット割引でなくとも、電気料金自体が安くなるケースがあります。

自然環境にやさしいエネルギーを使うなど、電源比率を見て選択できる

新電力の中には、自然エネルギーを多く利用した環境にやさしい電気を提供している電力会社も多くあります。たとえば、さきほども触れた「Looopでんき」はFIT電気を含む再生可能エネルギーの比率が26％となっていたり、ミツウロコグリーンエネルギーでもバイオマスや太陽光発電を行っておりFIT電気を含む再生可能エネルギー比率は20％近くあります。

※FIT電気：太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーのうち、国の固定価格買い取り制度の適用を受けた電気のこと。自然環境にやさしい電気といえます。

新電力(PPS)への切り替えはどうやってやるの？

新電力(PPS)への切り替えは簡単３ステップで可能です！

選択した電力会社に申し込む

自分に合った電力プランが見つかったら、そのプランに申し込みましょう。多くの場合、ウェブサイトや電話から申し込みできます。なお、現在契約中の電力会社へ解約の連絡をする必要はありません。新規に申し込みを行うと、解約についても同時に進むようになっているためです。

「スマートメーター」を設置する

新電力への切り替えの際には、スマートメーターが設置されることになっています。スマートメーターとは、今までのアナログ式の電力メーターに代わるもので、デジタル式で通信機能のついた電力メーターとなっています。

新電力の電気プランで利用開始

スマートメーターの設置には２週間ほどかかりますが、それが完了すると、新電力の電力プランでの利用開始となります。

自分に最適な電力プランを比較してみる？

本記事では、新電力(PPS)について、詳しく解説してきました。冒頭で述べたとおり、新電力といえどその中でも310社もの事業社がすでに登録されています。電気料金比較情報.com では、一人ひとりに最適なプランを比較できるシミュレーション機能を用意しておりますので、ぜひ各社のプランを比較検討してみてください

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