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2017年06月07日
省エネ対策 商店・飲食店の電気料金削減

省エネ対策 商店・飲食店の電気料金削減

もうすっかり聞きなれたオール電化という言葉。
オール電化とは、家の中の調理、給湯、空調(冷暖房)など全ての熱源を電気によってまかなうことをいいます。
最大の特徴は、ガスを使用しないのでガス料金が発生しないことです。

では、従来はガスを利用していたエネルギーをどうやって電気で補うのか、それは本当にお得なのか。
電力自由化になった今が考え時!これを機に一度じっくり振り返ってみましょう。
オール電化で変わる機器

調理ではガスコンロがなくなりクッキングヒーターの使用に


クッキングヒーターにもいろいろ種類がありますが、IHクッキングヒーターが一般的に使われています。
IHはそれ自体が加熱するのではなく、磁力線の働きにより鍋自体を発熱させます。
そのため、屋内で高温のガスや火を発生させず、火災リスクが少ないというメリットから火災保険の割引が適応される保険会社もあります。

お風呂などガスで沸かしていたお湯も電気で


家庭で使うエネルギーの30%を占めている給湯。
それもガスではなく電気で沸かして供給することになります。使用するのはエコキュート、または電気温水器です。
電気温水器は、電気を使ってヒーターを温め、そのヒーターで水を温めることでお湯を作る給湯器です。
貯水タンクを置くことなく使える瞬間式電気温水器もあり、無駄な待機電力を使用しない、省スペース、などの利便性があります。
エコキュートは屋外の空気から熱を集めて、その熱をお湯のわき上げに利用します。空気という無料のエネルギーで効率よくお湯を沸かすことができます。
また、貯湯タンクを利用することで災害時や停電時にタンク内のお湯が使えるという利便性があります。
停電の際にお湯でお風呂に入れるだけでも、かなりホッとしますね。
また、ライフラインが停止した場合最初に復旧させるのは電気なので、災害時も素早い対応が可能です。

暖房の供給の仕方にも変化が


暖房も蓄熱式電気暖房器または床暖システム(電熱式、PTC式、蓄熱式、またはヒートポンプ温水式)などの組み合わせになってきます。

床暖システムのPTC式とは、暖房面の一部の設定温度が高くなるとその部分だけの発熱を抑えるので無駄な電気を使わない、という方式ですが、温まるまでに時間がかかるというデメリットもあります。

蓄熱式とは電気料金が割安になる夜間に熱を蓄え、日中にその熱で床を暖める仕組みのことです。ですがコンクリート工事などが必要になるため、新築時に導入することが基本です。

ヒートポンプ温水式とは先に紹介したエコキュート同様、屋外の空気から熱を集めて床を
温める方法です。エコキュートと追加で購入することができます。

新築の家を建てるのであれば機器の導入も苦労することなく行えますが、賃貸では自分の部屋だけをオール電化にすることは不可能なので、引っ越しを検討しているのであればオール電化導入の賃貸かどうかも忘れずチェックが必要です!

気になるオール電化の電気料金は

オール電化住宅に用いられる電力契約は主に3種類


深夜電力:深夜から早朝にかけてのあらかじめ決められた数時間だけ電力を供給する契約です。

間帯別電灯:時間帯によって電力単価が変わる電気契約。2-3段階の単価が設けられる場合が多く、一般的なオール電化用の電気契約です。
段階に分けた場合、こちらも深夜帯の料金が最も低くなっています。逆に昼間の料金が高くなるので、契約後は電気の使用の仕方に気を付ける必要があります。

季節別電灯:季節ごとに電力単価が変わる電気契約。時間帯別電灯と組み合わされている場合が多く、夏季数ヶ月間の正午付近の数時間の単価が高くなる傾向にあります。


いずれも使用する時間帯が重要になってきます。

例)北海道電力時間帯別電灯(eタイム3)(S・Mプラン)を契約
冷暖房エアコン1.43kW、エコキュート1.5kW、IHクッキングヒーター1.5kW使用し、冷暖房エアコンはリビングなどで主暖房としてご使用されることを前提に計算すると、

通常のドリーム8プラン)211,535円
深夜帯金額が下がるeタイム3Mプラン)206,158円

節約しなくても年間5,377円おトクになります!

つまり

深夜時間帯の安い電力を使用したい!

そのために、電力を蓄電することが可能な機器をすべての熱源に搭載する

オール電化

となります。

そんなオール電化住宅の強い味方となってくれるのが太陽光発電!
太陽光発電とは、太陽光パネルを設置し、太陽光を電気にすることで、生活に必要な電気を供給するシステムです。

電気料金の節約とエコ活動の両立が実現できる、オール電化ならではの住宅「スマートハウス」も登場。


新築戸建てのスマートハウスとは、昼間使用する電力は電気料金の比較的低い深夜に蓄電することができ、夜間使用する電力は昼間に太陽光からつくられた電力を蓄電するシステムが搭載された住宅のことです。
昼間の太陽光発電を使用することでCO2の排出も抑えられることができるため、快適な暮らしと地球環境の両方が叶えられると考えられています。
さらに、家中のエネルギー使用状況をスマホやパソコンで確認することや、webからの遠隔操作をすることも可能です。
オール電化のシステムは太陽光発電の導入で、より可能性を広げています。

まとめ

オール電化のメリットをまとめると以下のようになります。


ガスの基本料金が無くなり、節約が考えやすくなる。

ガスを使用しないことで換気の必要がなくなる。

火を使わないので火災発生の危険性が低い。それにより受けられる火災保険料の割引もある。

災害時や停電時に蓄積した電気を使うことができる。

太陽光発電を利用することでより効果の高い節電とエコライフが両立できる。


オール電化のデメリットのまとめはこちらです。


機器の導入費用が高価である。

貯水タンクの水を使い切ると、電気料金が割高な時間帯にわき上げないといけない。

電気のみに頼るため、電気料金が高騰するような場合(燃油価格の高騰による調整費加算など)、その影響を直接受けやすくリスクを分散することが難しい

停電時に家庭内の全ての熱源機器が機能しない。蓄熱暖房器などの蓄熱分は利用できるが使いきりとなる。


私たち人間が快適に過ごすために、電気は切っても切れないものです。
オール電化は、環境や未来に配慮した結果、節約につながったとても魅力的な節電方法です。

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